2010年06月11日

いつだって本気を出すぜ!って、体験で本気出すのはいかがなものかと思います。と友禅染の体験が終わってから反省しました。の巻。

CIMG9132a.JPG

まだまだ旅のお話です。

石川県といえば、文化豊かな土地。
輪島の漆器とか金沢の金箔、加賀友禅などなど
体験も街で色々できるらしいので、色々やるぞー!とはりきっていました。

そして、挑戦したのは友禅染。
兼六園の近くにある加賀友禅伝統産業会館で体験してきました。
(夫はその間買い物)

体験できるのは二種類で、型染めと手描き友禅。

”型染めだとどなたも同じ模様になります”と会館の方に説明されたので
それじゃつまらないし、手描きにしました。
見本も少しはあるというし。
と安易に決めたのですが、初めてだったので型染めにすればよかったです。(と後から思った)

手描き友禅だと、てっきり糊で線を書くところからできるのかと思ったのですが
そんなに簡単にはできないらしく、
最初からのりで描かれた絵付のハンカチを使わせてもらえます。
(何も書かれていないハンカチもあります)

型染めのほうは黒い線で洗っても落ちないそうで、
やっぱり友禅といえば、あの白抜きの線が綺麗だしこっちだなーと改めて思ったのだけど
その描かれている絵以外は黒マジックか鉛筆で書いてくださいということなので
あんまり白抜きの線に思い入れは入れないほうがいいです。

テッセンか牡丹の絵があったので、牡丹の方をチョイス。
蝶でも描こうかなぁ〜なんて思っていたら、
筆を拭いてくださいと出された布に誰かが下書きしたと思われる蝶の絵が。

むむむ。誰でも安易に思いつく絵は描きたくない!と内心対抗心を燃やして蝶の案は消え。
出された見本は小学校の配布物に描いてあったようなファンシーなひまわりの絵と麦わら帽子の少年…。(あと、桜)
牡丹だよ!冬の花なんだよ!とこれまた内心つっこみをいれて見本をみて考えるという案も消えました。
(着物の伝統的な柄とか描いてみたかった。あと、今ならテッセンに金魚を描きたい。)

淡雪のように消えて行く案に一瞬頭の中が真っ白に。
気がつけば、会館の方も遠くのレジの方に行ってしまいポツンと咳してもひとり。


これは…自分だけの力でしなくては…本気で!(亜由美的白目)






一時間半後
夫が私のハンカチを見て一言
「お前…それ、体験じゃなくって作品じゃないか。」

CIMG8967.JPG
全然終わりそうにないハンカチ




夕方に行ったので、閉店までに間に合わず旅の最終日の朝一番にも行って残りを仕上げました。
CIMG9126a.JPG必死に色を塗り(後悔中)
CIMG9130a.JPGドライヤーで乾かし
そのあと、糊の部分を水で洗って落とし、またドライヤーで乾かして完成!!



CIMG9195.JPG

完成した勢いでめずらしくサイン付きの絵。

会館の方、二日も使ってすみませんでした。(汗
次回、機会がありましたら型染めの方をやってみたいです。


そして、鹿の模様が子供なのに角が生えてる。がーん。
鹿の子塗りのかんざしを作ってこれに包もうと思っています。

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加賀友禅伝統産業会館>>http://www.kagayuzen.or.jp/kaikan2.html

posted by ダウ at 23:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする