「薔薇のかんざし」
前回もちらっと紹介した薔薇のかんざし。
飾りの部分に本物の薔薇を樹脂で固めたパーツを使っています。
さりげなく乙女。
ゆらゆら揺れる飾り部分は「ぶらさがり」といいます。
ぶらさがりかんざしは頭の動きに合わせて
かざりが揺れて動きが出るのでとっても可愛いかんざしです。
これからの季節だと、ハーフアップにしてさすのもオススメ!
以上、今日のかんざしでした。
秋といえば読書の秋。
先月読んだ浅田マコトの「エゴイスト
」には大泣きしてしまいました。
アマゾンの内容紹介によると
この愛に、賛否両論。性愛も血縁も超えた愛のカタチ。
「母が死んで、『死にたい』と思っていた僕の何かは死んだ』。14歳で母を亡くした浩輔は、本当の自分の姿を押し殺しながら過ごした思春期を経て、しがらみのない東京で開放感に満ちた日々を送っていた。30代半ばにさしかかったある日、癌に冒された母と寄り添って暮らすパーソナルトレーナー、龍太と出会う。彼らとの満たされた日々に、失われた実母への想いを重ねる浩輔。しかし、そこには残酷な運命が待っていた・・・。
龍太と母を救いたいという浩輔の思いは、彼らを傷つけ、追いつめていたのか? 僕たちは、出会わなければよかったのか? 愛とは、自らを救うためのエゴだったのか? 浩輔の心を後悔の津波が襲う。人は誰のために愛するのか。賛否両論渦巻く、性愛も血縁も超えた愛のカタチ。類まれな筆力で読む人を圧倒する注目の大型新人・浅田マコトの書き下ろしデビュー作。3度読んで、9度泣いてください。
一度読んだだけで9度は泣いてしまった気がします。
淡々と、それでいて丁寧に言葉を選んで磨いてつづられた物語でした。
エゴイストな人といえば、自分勝手で傲慢で嫌な奴…そんなイメージで
浩輔の生き方も筆者の文章もただただストイックで私にはエゴイストだとは思えなかったのだけど
ウィキペディアでエゴイストの説明を読んでストンと納得できた気がします。
エゴイスト - 利己主義者。他の人のこうむる不利益を省みず、自らの利益だけを求めて行動する人のこと。フランスの社会学者トクヴィルによると、個人主義者とは厳密に区別される。
ウィキペディア エゴイストより http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B4%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%88
やっぱり浩輔はストイックだと思う。
この本があまりに美しい文章なので、自分の汚いまとまっていない文で紹介するのも気が引けたのですが、とてもおすすめな本なので紹介してみました。
秋の読書に、もし書店などで見かけましたらぜひお手にとってみてください。
▼ブログランキング▼
ブログランキング
↑クリックしてもらえると励みになります!↑