ということで、せっかくなのでブログにつけてみようと思い立ちました。
最近、はずればかりひいてしまいます。
はずれといっても「つまらなかった」ではなく「傷だらけ」。
今日観たダンスのDVDは微妙に忍者みたいに動いてました(汗
さて、今日観たDVDは
・The killing fields
・Save the last dance
・The killing fields
カンボジアのポル・ポト政権時代のお話です。
今回、観るにあたって夫にカンボジアの歴史をレクチャーしてもらいました。
ポル・ポトのしたことに強い衝撃。
よくテレビで「ポル・ポト」という言葉は耳にしていたけど、
正直よく分かっていませんでした。アホですみません。
ほんの三十数年前に本当にあった、理解を超える政策と大量虐殺。
それまで「知的階層を殺した」という言葉だけではあまりイメージが湧かなかったのですが、
その国にいた教師、僧侶、医師、技術者だけでなく
英語を話せるというだけでも殺し、
そして、留学している人たちまでも嘘をついて呼び寄せ虐殺する徹底ぶり。
カンボジアに3年前まで住んでいた(夫の)姉の話では、
知識層がいなくなってしまったために
今でも自分の国が世界地図のどこに位置するか分からない人もいるそうです。
DVDでのためらいもなく、気に入らない人を撃ち殺すクメール・ルージュの兵隊たち。怖かったです。
三十数年前なら、その人たちは生きているんだよね??
「ハノイの犬、バンコクの象、ガンガーの火」小林紀晴という本に
「実際に人を殺したことのある人と商売をしているんだ」といった内容のことをいうベトナム出張のサラリーマンが出てきますが、
世界にはそんな国がいっぱいなんだな…というか、日本が特別なんだなあと最近よく思います。
国が「日本」という一つの国でずっといたこと。
「日本人」という一つの民族が国の大半を占め、皆が「日本語」を話すこと。
当たり前だと思っていたことが、かなり特殊だったんだとNZにきて実感しています。
アメリカやフランスやその他の国々が自国の利益のために他の国を操って起こってしまった最悪の事態。
あれ?何だか今もアメリカって似たようなことしてない??
情けなくって悲しくなってしまう。何が正しくて何が間違っているのだろう。
実物の人物プラン役のハイン・S・ニョールは実際にポル・ポト政権下に強制労働を4年間させられていたそうです(このとき、クメール・ルージュによって右小指の半分を切断)。
実際にプラン以上の経験をしていたハインの演技は迫力。ひき込まれました。
96年にアメリカで強盗に襲われ亡くなってしまったそうです。これも悲しい…。
・Save the last dance
こちらはラブストーリー。
バレエを習っている女の子が母親を事故で亡くし、離婚していた父親が住むスラム街に引越し。
そこで知り合った黒人の男の子にダンスを教えてもらうことに。。。
最近、家で映画を観ていると自分がうるさいです。
「あぶなーい!」とか「うわーー!」とか騒いでしまう。
今日はクラブのシーンで踊ったりしてました。確実にインド映画では踊ると思います。
ロマンチックなシーンあり、スラムって怖いなと思うシーンあり、ちょっと考えさせられたり
面白い映画でした。
最初のバレエのシーンは思わず「なんじゃこりゃ?」と言ってしまったけど
最後のバレエのシーンはすごいです。(どっちに凄いかは見てのお楽しみ)
ちょっとローザンヌ国際バレエコンクールの解説者ベッシー先生の人に見てもらいたいです。
「The killing fields」はDVD買ってもう一度観ようと思ってます。
「Save the last dance」は安売りしてたら買いたいな。
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そうですね。知らないハードな歴史が世界にはいっぱいありますねぇ。
知ったとしても、今度は分からなかったり。。。
学校の歴史の勉強だけが歴史じゃなかった!と当たり前のことに気がつくことが多いです。
かなり衝撃でしたが、The killing fieldsは本当に観てよかったと思ってます。
>「あぶなーい!」とか「うわーー!」とか騒いでしまう。
外人さんはそんな反応するそうですね(笑
なんかの本でそんな話を読んだことがありますけど、それって本当なんですか?
私も本で読んだことだあるんですけど、スターウォーズエピソード3の時はおとなしかったですよ。
もっとコスプレの人がライトセーバー振り回したりするのかと思ってました。(´・ω・`)ガッカリ・・・